• わたしたちのこと

    2023年5月の初旬。北海道の比布(ぴっぷ)という小さな町にわたしたち夫婦はやってきました。いくつかの偶然が紡いだ人と場所とのつながりに引き寄せられ、まだちょっぴりと頼りない決意とこれからはじまる新しい生活への期待をパワーのみなもとにして、ゆっくりと、しかし着実に、小さな一歩を踏み出しました。

    日々の生活に密着したかたちで、これからお伝えする2つのプロジェクトを進めていきます。まず最初に、わたしたちは自分たちで管理する広大な土地に馬を迎え入れる準備をしていきます。馬、というと、競馬や乗馬クラブのような華やかでキラキラした世界を思い浮かべることも多いと思いますが、わたしたちは様々な理由で行き場がない、あるいは動物としての尊厳をもって扱われるのが困難な馬たちを迎え入れられるような場所を創りだす活動に重きをおきます。

    はじめの一頭はこちらの投稿で出会いを少しだけ紹介したサラブレッドのティティ。彼女はいま北海道の別の場所で生活をしていますが、今年の秋頃をめどにわたしたちの仲間の第一号として、もっとも近い場所でともに暮らすことを目指しています。馬は集団でいることで安心した生活をおくることができる動物なので、ティティの相棒となってくれる他の馬も数頭、一緒にお迎えできたら良いなぁとも考えています。

    2つめのプロジェクトは、なるべく土地や周辺の環境、そして担い手である人に負担をかけないように工夫をしながら、ハーブや野菜などの農作物をみずからの手で育て、必要な方々におすそ分けしていく取り組みです。より具体的には、化学肥料や農薬を使用しない有機農業、そして土地が本来持つ力を邪魔せずに、生物の多様性をいかした不耕起(土をなるべく耕さない)農業の組み合わせを追求していってみたいと考えています。と、知ったようなことを書いていますが、夫婦ふたりとも農業の経験は今までありません。絵に描いたような新参者です。

    人がハーブによって健康を維持したり、病気の予防や未病の段階での手当てをするのと同じように、馬やその他の動物にとってもその有効性がずっと昔から評価されてきています。国内に流通する、国産の動物向けハーブはまだまだ発展途上であるといえますので、正しい知識を学び、土地に合った栽培方法を実践して、まずは今年中に自分たちの土地で暮らす馬に提供するぶんの生産をめざして日々試行錯誤を重ねています。

    露地栽培を中心に、自給自足のためにいくつかの農作物も栽培をはじめました。まだ人様にお見せするようなものでもなく、ましてや食べていただくのなんてだいぶ先になりそうですが、こどもからおとなまで、誰もが安心して食べられるような作物を育て、小さな規模でも良いので人が集まって食事ができるような場所を構えることができたら楽しそうだなと夢みています。

    日常の小さなできごとや感じたことをなるべくまっすぐに、自分たちのことばで履歴に残しておきたいと思いますので、読みもののページの更新を見守ってください。写真集InstagramにもFarmの様子をアップしていきます。お問い合わせはお手数ですがこちらのメール(sho@farmyama.love)宛てにご要件をお知らせください。返答に最大で1週間ほどいただくことがあると思います、あらかじめご了承ください。

    なにかのご縁でこのページに立ち寄っていただいた皆さまと、いつか直接お会いしてお話しできることを楽しみにしています。四季折々の魅力があふれるこの場所で準備を進めていきます。

    2023年7月 Farm Yama